こんにちは登戸店の鉄オタです。
9月もあと2日となり、宝くじの当選番号掲示と景品・ハズレ券の交換は、明日「9月30日マデ!!」となっております。まだの方ご来店くださいませ。
前回の鉄オタはうさぎちゃんのお話を取り上げました。全く鉄道ネタではありませんでしたが、あんな感じの生物系のネタも今後少しだけ出てくるかもしれません...。
さて今回は、鉄道ネタに戻りますよ!
クラウドナインスタジオは小田急線沿いに3店舗と比較的小田急ユーザーが多いのではないかな...?と個人的に思っております。そして小田急線の特急である「ロマンスカー」の中でも、前面展望がある「VSE・GSE」は鉄オタ以外も知っているであろうロマン溢れる列車があります。今回はその前面展望席を取り扱っていきたいと思います。
左からGSE 70000形、VSE 50000形(鉄オタ撮影)
ものすごく簡単にこの2形式について触れておきます。
・VSE 50000形
VSEとは、Vault Super Expressの略であり、 Vaultには「ドーム型の天井」という意味があります。これは車内空間の丸み帯びた天井から名付けられました。このVSEは2005年から運用を開始しました。小田急ロマンスカーは1990年代から時代背景やレジャー観光の減少傾向に伴い、観光特急としての利用から朝夕の通勤特急の利用が多くなっておりました。そしてユーザーが求めていたのは、展望席のあるロマンスカーでありました。当時もHiSE車やLSE車という展望席ありのロマンスカーが数多く運行しておりましたが、当時のイメージとして取り上げられていたのは展望車のないEXE車であったため、ユーザーが離れてしまった一因と考えられました。そこで本来の箱根特急の姿を取り戻すべく導入されたのが、このVSEなのです。運用開始から16年もの年月が経っておりますが、先進的なデザインや車内空間から今の最新型車両と言われても疑うことはないでしょう。1編成あたり17.5億円をかけて2編成が導入されました。
・GSE 70000形
GSEとは、Graseful Super Expressの略であり、Grasefulは「優雅な」を意味します。小田急ロマンスカー中でも、GSEは2018年に登場した最も新しい車両であり、一際目立つ「ローズバーミリオン」の車体色が際立ちます。
VSEは運用開始後も人気が絶えることがなく、特に前面展望席のチケットは購入が困難なほどでした。同時期に運用していたLSE車は、登場が1980年と車内設備などの面で劣っており、置き換えを目的として製造されたのがこのGSEです。全席コンセント設置など利用サービスの向上と眺望性の向上など、より優雅な時間を過ごせるようなコンセプトを基に設計されています。
誰もが一度は乗ってみたいと思うこの2形式の一番前と後ろに設けられた展望席...。では、ヤブ用で町田から新宿まで向かうときにたまたま前面展望席の一番前が空いており、確保ーーー!!!の上、乗車しましたのでお伝えいたします。
町田から新宿をロマンスカーって贅沢なものかもしれませんが...。それが趣味なのです。
前面からの展望。
テンションあがっちゃいますね。たぶんですが鉄道ファンでなくても、この座席はテンションあがっちゃうかと思います。晴れの日の爽快感は、言葉も出ないほどの気持ち良さです。
全く鉄道オタクでもなんでもなく興味すらない友人をこの展望席に一緒に乗ったことがありますが、アトラクションに乗っているかのようにワクワクしていましたね。色んな標識の意味聞いてきたりとかね。乗る前は、「別に...わざわざ一番前なんて取らなくても箱根行ければいいじゃん...」って言ってましたけどね!!!テノヒラクルクル--。
新型通勤形車両5000形とすれ違い。
町田から登戸までは、先行する各駅停車の後ろを追いかける形で走行していくので、特急といっても特に急がない列車状態...。読売ランド前駅や生田駅付近では、ものすごいノロノロ運転です。飛ばすのを求めて乗ってないので、構わないですがね。
ちなみに前面以外のも側面の眺望も優れており、死角がないぐらい展望することができます。
登戸店のある登戸駅を通過。
左前に見える各駅停車が、複々線の緩行線に入ったことでここから前を遮る列車はいませんので、複々線の終わる代々木上原駅まで速度を上げて快調に走行していきます。といってもお昼の運用でダイヤに余裕があるのか約70km/hほどでした。
近代的な複々線区間を快調に走行。
真っ直ぐな複々線区間を快調に通過していき、少し空は曇りがかってしまいましたが、多くの列車が行き交う中をゆったり座りながら見ることが出来るのは最高です。
新宿駅に入線。
列車は町田から約30分ほどで終点新宿駅に到着しました。快速急行で立ちながら行く時は少し長く感じる距離もロマンスカーであればあっという前に感じます。所要時間はほとんど変わらないのですが...。ちなみに快速急行が登戸に停車する前は、特急より快速急行の方が早かったなんてこともありました。今ではダイヤの関係で所要時間がかなり伸びてしまいましたね。
登場して3年が経つGSE、16年が経つVSEですが、いまだに展望席は購入が争奪戦であり、なかなか取れるものではありません。それでもこの列車に乗りたいと思わせてくれるほどの列車が小田急にはあります。多くの子供連れなどが今もなおこの列車と写真を撮っている光景をよく目にします。
VSEやGSEが出る2000年代の方が展望車のあるロマンスカーの編成数自体は、今の倍(現在4編成、当時8編成)あり、展望のある旅を多く楽しむことは出来ました。ただ今のように希少性がある列車というのも良いのではないかなとも思います。すれ違うだけで、、少し遠くのほうに見えるだけでワクワクする、良い気分になれる列車はそんなに存在しません。VSEやGSEはそんな小田急を代表するフラッグシップトレインであると思います。
いまでは撮り鉄のマナーや法律違反のニュースが、夕方のニュースで取り上げられる始末...。鉄道好きとしての肩身がより狭くなっていることにそろそろ気づいてほしいが、多分無理でしょう。
さて、今回は皆さんたぶんご存知のロマンスカー乗車記でお送りいたしましたが、登戸のスニーカーブログを書いていたスニーカーオタクは本日が勤務最終日となります...。なんと悲しいことか....。職場からまた一人去ってしまいますが、登戸はこれからも各方面のオタクが盛り上げていきます。
ではでは!!
宝くじ明日までだから!!忘れないでよ〜〜!!!