こんにちは(19時半)、登戸店の鉄オタです。
前回のブログを見て少しでもロマンスカーに乗りたくなったそこのあなた。わかってますよ。大人でも乗りたくなりますよ。乗っちゃいましょう。
一応このブログでは鉄オタとして存在しておりますが、ドラマーでもあります。今日は珍しくドラムのお話でもしてみようかなと思います...。
さてさて、皆さんはどんなドラムメーカーをご存知ですか?クラウドナインスタジオには、日本を代表する3大ドラムメーカーである「Pearl・TAMA・YAMAHA」の御三家がスタジオ内に揃っております。
「さぁ最初に好きなポケモンドラムを選ぶのじゃ!!」なんていうマサラタウン在住の方からメッセージが届きそうな感じです。
その割合のほとんどがPearlではありますが、少なからず各店舗に色んなドラムセットが入っており、Pearlのドラムセットと言えども"Reference", "Carbonply Maple", "MMP", "MRP", "BMP", "GAX".....オオスギ...。正直自分でも覚えきれてはいないです...。
YAMAHAだけでもクラウドナインスタジオ内に4種ほどあったと記憶しております。ちなみにYAHAMAは大好きなメーカーの一つなので、結構覚えてます。
登戸店にはPearlとYAMAHAが常設でございますが、お客様より「YAMAHAのドラムセットの部屋がいいんだよね〜」とか「Pearlの部屋でお願いします!」とご指定を受ける時も少なくありません。登戸店は音楽スタジオ6部屋のうち1部屋(Est)がYAMAHA:Recording customが常設されており、他5部屋はPearl:Reference etc...(A〜D, Fst)となっております。YAMAHAご希望のお客様、Estをお早めにお押さえください。また人それぞれではありますが、10", 12", 16", 22"のセットアップが標準的になってきているのか、10タムを借りられるお客様も多くなってきております。ただ残念ながらYAMAHAの10タムはございません...。自分も欲しいんだけどナー(チラチラ
※個人練習のお客様はお部屋のご指定を頂けません。予めご了承ください。
TAMAは多くありませんが、Starclassic Bubingaが常設されている店舗がございますので、各店舗に常設されているドラムセット・メーカーの違いを楽しむのも面白いかもしれません。音はもちろんのこと、セッティングのしやすさ、見た目、なんとなく好きという曖昧な基準も人によっては確たるこだわりになりますので、是非色んな視点から好きなメーカーを見つけて行ってみてください。見つけている人はそのメーカーを叩き続けてくださいませ。
※むやみやたらにぶったたくなどの破壊行為はおやめください。
では、クラウドナインスタジオには常設されていないドラムメーカーを少しばかり紹介していこうと思います。
・A&F Drum Co.
日本国内でも人気・注目度急上昇中のアメリカはテキサス州オースティンにあるハンドメイドドラムメーカーです。今までの伝統的な部分は継承しながらも、革新的なドラムを世に送りだしています。4"という極小サイズのスネアから28"という極大サイズのスネアまで、ちょっと本当によく分からないというか、想像が追いつかないことをしてくるメーカーです。
www.youtube.comサムネからして「デカい」。ただただ「デカい」。
もうバスドラムに人入れちゃうね。
クラシックでは見たことありそうな大きさの40"特大バスドラム。うっすらホールの奥に見えるビーターらしき動き...。ビーターでこんな音量でちゃうわけ。そしてその平たいスネアらしきものは一体なんなんだよとツッコミたくなるでしょう。
スネアには深さ4"あたりのものを"ピッコロスネア"といいますが、深さ1.5"の"Pancake snare"という極浅スネアも制作しており、たびたび日本に入荷してきますので気になる方はチェックし続けてみてください。ちなみにPancake kickもあるそうです。名前は可愛いんだけどね。
もちろん標準的なサイズ(14"×5.5"等)のスネア、ドラムキットも制作しており、国内でも所持している人が徐々に増えつつあります。個人的には、入荷のたびにかなりのスピードで売れているような印象を持っています。かなり注目している人が多いメーカーなのかなと思います。
めちゃくちゃ良いもの作ってます。
・Masters of Maple
こちらもアメリカのガレージメーカー、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるドラムメーカーです。直訳すると「メイプルの師匠」的な意味になるんでしょうか...。知らんけど。
多くの木胴スネアを製作するメーカーではありますが、個人的に木胴は国内でみたことはなく、アルミシェルの"TRASH TALK"を目撃してしまったことがあります。14"のスネアでラグが6つしかない6テンションということで、現代のドラムではほとんどみないスタイルとなっており、とにかく鳴るイメージを持ちました。音量的にも申し分ないですが、それが大きすぎず何とも心地よい絶妙なバランスを持つスネアでした。また日本に来ることがあればチェックしたいスネア・メーカーの一つです。みなさまもぜひ。
https://mdrums.com/snare-drums-1#trashtalk
HPにはこんな画像があります。「致命的なゴミ話スネアドラム」という直訳によって生み出された痛烈パワーワードが目を引きます。ただ「Simple yet deadly」とあるので、英語出来るひと教えて。
・Noble and Cooley
またまたアメリカはマサチューセッツ州のメーカーですが、1854年に設立され、すでに150年以上の歴史を持つ世界で最も古いドラムメーカーの一つです。Ludwigが1909年、SONORが1875年とこれらのメーカーよりも設立が早いメーカーですが、そこまで知っている人は多くない印象。というのも、N&Cは設立当初からおもちゃのトイドラムを製作するドラムメーカーでした。プロフェッショナルユースのドラムを製作し始めたのは、1980年代に入ってからと比較的最近のことなのです。しかし、トイドラムといっても粗悪品を製作していたわけではなく、プロユースドラムにその経験などが取り込まれ、今もなお高品質なドラムが生み出されています。
国内にもほぼ常に在庫があり、気になる方は置いてある楽器屋にて試奏等してみることをオススメします。単板スネアといえばN&Cという人もいるぐらいですので、単板スネアの購入を考えている方は外せないメーカーの一つです。見た目の上品さ、本来のシェルの深さ以上の音の深み・太さを兼ね備えており、初めて叩いた時は理解できなかったことを覚えています。深さ5"のスネアなのに、6"もしくはそれ以上の深さのスネアを叩いているような深み・ロー感が出てくるようなイメージです。
単板シェルの種類も豊富で、定番のメイプルは勿論のこと、ash, tulip, cherryなど他ドラムメーカーではあまり見かけない木材を使用していることもポイントの一つです。
見た目一緒だよな。そういうものなのよ。わかってよ。
・riddim
最後は日本国内のメーカー、riddim。こちらのメーカーは、「自分のイメージにピッタリのドラムにどれだけのドラマーが出会えてのでしょう?」とHPに書かれており、プレイヤーのベストな楽器となるように製作されております。ある程度のスペックが決められた製品ももちろんあるのですが、riddimの強みはなんといってもカスタムオーダーだと思っております。自分が言える立場では無いのですが、riddimでドラムを作られた方の話を聞くと、"これほど限りなくプレイヤーのイメージに近づけられるドラム工房はないのでは..."と思うぐらい素晴らしい作りで生み出されています。
また上下にセパレートされたシェルのスネアドラムという他メーカーでは見たことのない楽器も生み出しております。https://www.riddim.info/products-1/ の#15を参照してみてください。またドラムセットでは、sumika荒井さんやACIDMAN浦山さんなどが使用されており、注目度がさらに上昇中です。
あれ?これ個人的な注目ランキングみたいじゃん。
いやそうなんですけど...。
日本にもまだまだ沢山のメーカーがありますし、きっと海外の知らないところにもガレージメーカー、個人ビルダーみたいな人が沢山いるんでしょうね...。いつか何かの巡り合わせで出会うことが出来ればいいなとワクワクしてます。
さて、本日はここまでです!長くなりました!すいません!当店比で行けば、まぁ...普通の長さでしょう!
10月になって30度を超えたり、汗ばむ日中かと思いきや夜は少し冷えてお腹出さないようになんて気を遣う季節ではありますが、これからどんどん冷えていく季節となっております。だんだんと東北の方では紅葉によって山々が色づき始めているようです。本格的な秋を前に皆様も引き続きお体にはお気をつけくださいませ。
ではでは!!