町田店吉岡です。
iPhone12発表になりましたね!
毎年秋の風物詩となったiPhoneの発表会ですが今年もやっぱりありましたね。
僕は今年SE2買ったばかりなので購入は見送りますが、iPhone12が今までとどう変わったのかレビューしていきたいと思います。
最近動画クリエイターをやってる僕が動画性能の視点から新型iPhoneを分析してみました。
①イメージセンサーのサイズが大きくなった
カメラのセンサーサイズというのは、レンズから取り込んだ光を電気信号に変えるもの(音で言うA/Dコンバーターみたいなやつ)なんですが、画素数に対してセンサーサイズが大きければ大きいほど、1ピクセルに取り込める光が多くなるのでノイズに強くなります。
特に暗所撮影はノイズが多く乗りやすいので、センサーが大きくなったことで画質の向上に期待できますね!
②10bitビデオ撮影に対応
ほとんどカメラは8bit形式のものが多いですがiPhone12では10bit撮影に対応しています。たかが8と10の違いですが実はこれがすごい違いが出ます。
そもそもこのビット数とは、色の数のことを言うのですが
従来の8bit撮影の場合
赤=256色
緑=256色
青=256色
の合計16,777,216色
これが10bitになると各色が1024段階で表現できるので
赤=1024色
緑=1024色
青=1024色
の合計1,073,741,824色
8bitと10bitの色の数の違いはなんと64倍にもなります。
動画撮影に使うカメラでも10bit撮影できるものは少ないのでこれはなかなかすごいです。
③Dolby Visionでのビデオ撮影
Dolby Visionとは、ドルピーの手がけるHDR企画の撮影形式です。
HDRというのは「ハイダイナミックレンジ」の略で、より広いレンジで明るさを表現できる方法です。
bit数が色の数に対してダイナミックレンジは露出(明るさ)の幅の性能です。
ダイナミックレンジを超える露出量の場合、黒つぶれしてしまったり白飛びしてしまうので、HDR撮影することによってある程度防ぐことができます。
④ナイトモードのタイムラプス
タイムラプスというのは下の映像のように早回しみたいな表現手法です。
数秒のインターバルを設けて写真を撮影し、それらの写真を連続でつなぎ合わせた動画なのですが、これがナイトモードで撮影できるということは、より夜景のタイムラプスをきれいに撮影することができます。
・Dolby Visionに対応した編集機能とそれに耐えうるCPU性能の向上
本来Dolby Vision形式は撮影後にグレーディング(色調整)をする前提の形式らしいのですが、その編集をiPhoneの編集ソフトでできるようです。
またHDR形式や10bitの動画は容量も重くマシンスペックも必要になりますが、それに耐えうる処理能力があるらしいです。
まあPCで編集する人にとってはあまり関係ないか。
スタジオでの歌ってみた、弾いてみた、叩いてみた系には最適かも
上記のことを踏まえてiPhone12は結構暗所性能が上がってることが予想されるので、ちょっと暗めなスタジオの照明でもきれいに撮影できるんじゃないかなーと思いますので、一眼レフなどを持ってない方でちょっと動画作りたい人にはお勧めできるかと思います。
僕も買い替え時なら買ってたかも。
ついでにちょっと宣伝
ちなみに最近個人的に動画のお仕事が多いのでちょっとご紹介。
7月にこのMV撮影で沖縄に行ったのですが、僕は編集を担当しました。
これは8月に御殿場で撮影したもの。撮影から編集までやらせていただきました。
MV撮ってみたいって方は是非お声掛けください!