こんばんは、登戸店の鉄オタです。
ついに年末もド年末となりまして、波乱の2020年も残り1日になりますね。今年もクラウドナインスタジオをご利用頂きまして誠にありがとうございました。
さて、大晦日から元日にかけて行われる終夜運転が自治体からの要請によって取りやめとなり、一部鉄道オタクが2日間をかけて首都圏JR線を乗りまくる「年越し大回り乗車」が不可能となってしまいました。
さてさて、年越し大回り乗車とは何ぞや?ということで本日はこちらを解説していきたいと思います。
※都内での年越しイベント等に行かれる方は昨年末のように電車は動いておりませんのでお気を付けください...。
・年越し大回り乗車について
例えば横浜駅から桜木町駅の僅か一駅区間を乗車する際に必要な運賃は140円(切符)ですが、何か血迷って横浜→東京→八王子→橋本→茅ケ崎→大船→桜木町という経路で乗ろうが運賃は140円なのです。つまり、先程の東京近郊区間内*であれば、経路の重複さえなければどんな経路を選択をしても最短距離で運賃が計算されます。
*近郊区間は大阪・福岡など複数都市圏にあります。東京がデカすぎる。
これはなぜなのか...?旅客営業規則をちょっと見てみましょう...!
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旅客営業規則より
第154条(1)イ抜粋 「大都市近郊区間内各駅相互発着の乗車券の有効期間は、1日とする。」
第155条 「入場後に有効期間を経過した当該使用乗車券は、途中下車をしないでそのまま旅行を継続する場合に限って、その券面に表示された着駅までは、第147条の規定にかかわらず、これを使用することができる。この場合、接続駅において設備又は時間の関係上、旅客を一時出場させて、列車に接続のため待合せをさせるときは、指定した列車に乗り継ぐ場合に限り、継続乗車しているものとみなす。」
第157条-2 「大都市近郊区間内相互発着の普通乗車券及び普通回数乗車券(併用となるものを含む。)を所持する旅客は、その区間内においては、その乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、同区間内の他の経路を選択して乗車することができる。」
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ナゲェ.........コマケェ........。
つまり、簡単に要約すると...
・乗車券の有効期限は始発から終電まで。
・途中下車さえしなければ(終電までなら)券面の有効期限が過ぎても目的地に着くまで使用可能。
・大都市近郊区間内では、出発駅から目的駅までどのような経路でも乗車可能。
と書いてあります。
・切符の有効期限が伸びる...?
終夜運転が行われる大晦日の日は通常ダイヤの終電後も臨時列車が走り、そのまま元日のダイヤ通りに運行されます。終電とか始発とかいつなのかもうわけわかんないね~~...ということで、始発から終電までの有効期限である切符が1年で唯一有効期限が2日に増える日ということになります。
ということで、2日間に及ぶ140円ほどで(特定範囲内で)鉄道乗り放題の日がやってくるのです。それも今年は叶わぬことになってしまいましたが...。
・最長の大回りとは...。
毎年変わるダイヤでアレコレされ、最長経路がたびたび変わったりはするのですが、最長の場合は毎年1,000kmを超える地獄のコースがご用意されておりますので、もしやってみたい方はやってみて下さい。おすすめは非常にしません。そしてこれはJR線のみになるので、他社などに移る際に改札を出た場合は無効になりますので、31日の始発で改札に入り、出られるのは1日の終電という鬼畜仕様なのです...。
それでも自由に経路は設定出来ますので、1,000kmを超えるコースでなくとも、ちょっとした遠回りで時間つぶしながら乗ったことない路線の景色に出会うなんてのもどうでしょうか....。今だと家にいろ!!ステイホーム!!って言われちゃいそうな話なんですけど...。
普段鉄道を使う際にあの駅のエキナカに寄りたいけどなぁ~遠回りで運賃が~~とかでお悩みのそんな方も改札から出なければ運賃は最短距離で計算されますので安心!!!
結構使えるネタかなと思います。
という事で今年から鉄オタが登戸店のブログをアレコレしておりましたが、来年はドラムや機材云々の話など少し盛り込めたらと思いますので、どうぞよしなに...。
誰かRMEのADI-2を恵んでくれないかな...。ハハハ....。
では、皆様よいお年をお迎えください!!