クラウドナインスタジオ OFFICIAL BLOG

音楽とダンスのリハーサルスタジオ【クラウドナインスタジオ】公式ブログです。

鉄オタがする地球のお話。

こんにちは登戸店の鉄オタです。

 

本格的な秋となり、自称クラウドナインで最も寒いとされる登戸店では、暖房が稼働しております。スタッフもパーカー着用が増えてきました。ホットな環境でお待ちしております。

 

 

さて、前回の鉄オタは珍しくドラムのネタを取り扱ってみました。

個人的に気になっているメーカーをただ単に取り上げた内容になっておりますね。あ〜〜欲しいな〜〜とか思ってますけど、お財布と口座には絶賛氷河期が到来しており、氷が溶けるのはいつになるのことか...。

前回のブログはこちら↓

cloud9.hatenablog.jp

 

 

 

さてさて、今回はお財布と口座の氷河期が...ではなく、地球のお話をしてみようと思います。最近「温暖化」というワードが世間を騒がせております。だいぶ前から騒がれている地球温暖化についてちょっとだけ触れてみようと思います。正直なところ、地球温暖化を取り上げるのって割とタブーな領域かもしれませんがね...。個人的な一つの視点としてみてみてください。そしてご自分で様々な情報をぜひ調べてみてください。

 

 

・地球温暖化って本当にあるの?

地球温暖化については今も多くの議論がなされておりますが、人類が繁栄してきたスケール内において地球の平均気温・海面は共に上昇しており、その主な要因が二酸化炭素濃度の上昇であることも概ね間違いないと見解づけられています*。なので地球温暖化は、起きているんじゃないですかね...(小声)みたいな感じです。

*IPCC AR4(2007), AR5(2014)の見解に基づく 

実際、過去80万年間で見ても二酸化炭素・一酸化炭素などの大気中濃度は前例の無い水準となっており、これらは人口増加・経済発展が要因であると報告されています。

地球温暖化自体を懐疑的もしくは否定的に主張している人も一定数いるのは事実であり、実際のところ確定的に結論づけられる問題ではなく、「起きている・起きていない」のどちらが正しいとは断定出来ないと考えています。ただ温暖化というよりは気候変動と言いたいところ。

 

・「地球温暖化」の何が問題なのか?

よくこんなことを耳にします。

「人類が繁栄する太古の地球では、現代よりも二酸化炭素濃度は約5-10倍あって、平均気温も10度高かったから地球には問題ない。」

結構聞く話なのですが、実際に恐竜が繁栄していたジュラ紀・白亜紀では、前述の通り現代よりも二酸化炭素濃度が高く、平均気温も高かったとされています。生命が繁栄しており、植物が生い茂っていた豊かな時代であったと言えます。そう考えると現代において気候変動が生じるのは、地球にとって問題ないということも出来ます。動植物も元気に巨大化しちゃっているので、人間も巨人化するかもしれません...。適応出来るかどうかは別ですが。

 

・正と負のフィードバック

地球には正と負のフィードバックと言われる常に状態を安定的に保とうとする性質があります。これによって地球環境は、二酸化炭素が増加してもある程度は一定に保たれているのです。しかしその増加量や気温上昇には限度があると考えられております。そしてその限度(=しきい値)がどこなのかはわかりません。つまり、二酸化炭素の増加によって気温上昇の限界を突破してしまうことが起きれば、地球は次に安定している状態へ移行するモードステップが生じます。

この関係性は"北半球の日射量と氷床規模"の間に見られ、北半球の日射量が極小の閾値を超えた時に地球は氷期へ。逆に極大の閾値を超えた時に間氷期へ地球は移行してきました。下の図の下2段がその関係性です。

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https://www.climate.gov/news-features/understanding-climate/climate-change-incoming-sunlight

Tilt angleというのは、地球の自転軸の傾斜角を示しており、学校などでは23.4°と習いますが、実は22.1°~24.5°の間でゆらゆらしているんです。この微妙な違いも日射量に影響を及ぼします。

ちなみになぜ極小の閾値を超えると氷期へ移行するのかというと、

日射量の減少 → 気温の低下 → 氷床による太陽光の反射 → 更なる気温の低下と氷床の拡大

というループが生じることとなります。海洋よりも陸地のほうが冷えやすく、さらに氷床・雪面の太陽光反射率は約80%程度となり、スキーの時などに雪面からの反射で日焼けをしてしまうこともしばしば...。という具合に氷床は太陽光を多く反射するのです。

 

・閾値を超えて起きること

これからの地球に起こるであろうことは誰にもわかりません。あくまでも全てが予測です。突如、世界のどこかで大規模噴火(スーパープルーム)が生じて地球大気が覆われ、日射量減少によって極小の閾値を超えて氷期へ突入してしまうかもしれません。ミランコビッチ・サイクルという日射量の周期的な変動や唐突な自然要因によって氷期へ突入する可能性も全くゼロではありません。

実際、現在の地球には氷河が存在しているので氷河時代間氷期なのですが、温暖な気候へシフトしていけば、氷河が消えて恐竜が繁栄したころと同じような地球環境になってしまうのか...。少なくともどちらに行っても我々人類にとって生存しやすい地球環境・生態系は存在していないでしょう。氷期に向かうことになれば、我々は地球氷期化、冷温化とでも言うのでしょうか。

動物は寒い地域、暑い地域に適した体毛や機構を持って進化・適応してきましたが、人間は衣服や住居など身の回りのものを進化させて、知恵を絞って生存する類稀な生物種です。人的に排出された二酸化炭素が主な要因だと分かっているからこそ、我々には何とか出来る可能性は十分にあります。かと言って、ノーカーボン社会を連呼するのも実際どうなのか自分にはわかりません。こう終わらせるのはどうなんだ自分。他人任せにはなってしまうが、人類にはどうにか出来る可能性があるということ...なのです。

 

今回の話題ですが、これをものすごくわかりやすくまとめられているYoutubeの動画があるんでちらっと見てみてください。別に信じて!みたいなことはないので...。

www.youtube.com

 

今回はここまで。鉄オタがなぜこんなことを取り上げているのか謎かもしれません。ウサギちゃんの話に続いて今回は地球のお話。もしかしたら次は鉄道なのか、ドラムなのか...はたまた海苔のお話かもしれません。野菜の話かもしれません。いよいよ自分が鉄オタっていうのはあだ名に近い何かになってきている気がします。

 

 

ではでは!